復活パターンをさがしています

30代半ばで盛大に人生に躓いた北陸在住の個人事業主が、人生の復活パターンを求めて彷徨うブログ。

人生の流転が始まって、早くも一年が経とうとしている。

 どうも、人生流転中の藤田です。


 師走に入りましたね。先月下旬からちょっと自分にとって難易度高めの仕事を引き受け、勉強と試行錯誤を繰り返している影響で、なかなかブログを書く時間が取れません。先月が6記事、先々月が5記事かー。もうちょっと書きたいなー。


 この2週間ほどは、ちょまどさんが講演した勉強会が炎上している問題や、TBS「マツコの知らない世界」の自称・ケアレスミス編集、そしてそれらとは別に珍しく批判したい記事なんかもあって、話題に事欠かなかったのに。いつもこうやってネタの旬を逃していく。


 ネタだけは20本ぐらい溜まってるんですけどね。はてなブログ界隈でよく聞こえてくる「ブログに書くことがない」は、私には無縁。でも以前も書いた通り、ストックしてあるのはすべて大きめのネタなので、書き上げるのが大変なんだ……。


 ともあれ、これから年末に向けて、アウトプットしていくペースを上げたいところです。


「人生流転」が始まって、一年。

 しかし、もう12月ですか……。このブログでは、記事の最初に「人生流転中の藤田」と名乗ることがほとんどですけど、この「人生の流転」が突然始まったのが、去年の12月16日でした。


 今はまだこのブログで書くことではないと思うので詳細は伏せますが、自分にとってかけがえのない、大切なものを同時にいくつも失う事態となった上、それらに伴う法的な手続きを含めた後処理を、ほぼすべて自分でしなければならなくなりました。


 弁護士さんや、事態を知って支援して下さった多くの方の助けを借りながら、最も大きな波はなんとか乗りきることができましたが、正直、年が明けてから春過ぎぐらいまでの、それらに奔走していた時期の記憶がほとんどないですね。


 加えて、この期に及んで死体蹴りの如く私を追い詰めてきた連中もいて、奴らに対しては今後10年、20年かけてでも、必ず「あの時したこと」を如何なる形でか後悔してもらおう、と心に誓っています。


涙なんか出なかった

 本当に今年に入ってからしばらくは、次から次へと出てくる問題・手続きへの対処で疲弊しきっていたんですが、中でも肉体的にツラかったことがあります。


 昨冬は雪が少なかったんですが、それでも降るときにはドカッと降り、50cmは積もっていました。その日の夜、私は一連の事態で住めなくなった実家の整理をしに行ったんですが、長靴よりも深く積もった雪をかき分けながら家に近づくと、何故か小川のせせらぎが聞こえてくる。


 せせらぎの下に辿り着くと、なんと外の水道管が破裂し、あたりが水浸しになっていました。


 あまりのことに動転し、とっさに水が噴き出している箇所を手で塞ごうとしましたが、水圧が強すぎて反射した大量の冷水を頭からかぶり、あろうことか真冬の外でビッショビショに濡れてしまいました。


 冷水で頭が冷えたのか(うまくない)冷静になって、弁護士さんに連絡したところ「それは良くないので、市の水道課に言って止めてもらって下さい」とのこと。市の水道課に連絡したら「地面に元栓のバルブがあるはずなので、ご自分で止めてもらえますか」と。


 指定されたバルブの位置を見ると、積もった雪が屋根から落ち、1m以上の高さになった雪とつららのカタマリに埋もれていました。


 途方に暮れましたが、とにかくバルブを探さなければなりません。1mもある、重い氷粒のカタマリを素手で掻いていたら、次第に白い雪に赤い血が滲んできました。真冬の外で頭から水をかぶった寒さと、冷たさを通り越した手指の痛さと、夜中に一人でこんなメに遭わなくちゃならない惨めさの三重苦を感じた瞬間、私の目から涙があふれ……ることはなく、どういうわけかスゲー楽しくなってきて、


「あははははははははははははははははははははははははははははははははは」

と笑い声と奇声を上げながら、バルブを探っていました。


 もし誰かに見られたら、間違いなく「ああ、あんなことがあって、気が触れたんだな」と思われたことでしょう。


 ようやく見つかったバルブがダミーだったというマンガのような紆余曲折もありましたが、1時間ほどの格闘で無事水を止めることができました。


おちんこだりもしたけれど、私はげんきです。

 まあそんなこともありましたが、先述のように、たくさんの方に助けていただいたおかげで、今こうして普通に暮らせています。ただ、ここ9年ぐらい、ずっと12〜1月を埋めていた仕事が今年はなくなってしまったので、久々に年末年始に時間があります。誰か遊びに行きましょう、もしくは仕事ください(笑)。


 そして、昨年末に「2016年はコレをやろう」と思っていたことは一切できなかったので、ぜひとも来年はそれらを取り返すつもりで様々なことに動き、そしてキチンとその結果を形にして、表に出していきたいと思っています。


 12月に入ったばっかりで来年の目標を立てるのは早いか(笑)。


 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

【せざるをえない料理シリーズ】中華風サラダチキンを作ってみた。

 どうも、人生流転中の藤田です。ちょっとスケジュール的に今月はもう記事を書けそうにないので、がんばって軽めの記事で済ませてみる。


 いつも記事の書き出しに使っている「人生流転」が始まったのが、昨年の末。この時点から突如、人生の状況が128°ぐらい変わってしまい、それまでの実家生活から、妹との二人暮らしになりました。


 そしてこの状況になって、必然的にやらなければならなくなったのが、毎日のご飯です。

 私は一人暮らししていた期間が7年間あるので全く料理できない、というわけではないんですが、ちょっとちゃんとしたものを作ろうと思うと、それこそ2、3時間ぐらい掛かってしまうため、基本的には一品料理で済ませることが多いです。


 しかしここ最近、コンビニのお総菜が美味しいことを知ってしまい、多少値段が高いことには目をつぶって、いろんな商品を食べていました。

 中でも特にハマっていたのがサラダチキン。妹に教えてもらったんですが、250円程度で様々な味があり、しかも脂の少ない鶏肉なのでヘルシー。これにキャベツの千切りとノンオイルのドレッシング(全部コンビニかドラッグストアで買う)を合わせれば、充分お腹を満たせる量を食べることができます。


 難点があるとすれば、サラダチキンは1つで250〜300円と、少々お高いこと。そんな折、こんな記事を見つけました。


www.buzzfeed.com


 自分で作れるのか! しかも高コスパ

 よしやってやろうじゃねえかってことで、近所の激安系スーパーでムネ肉を物色。安ければ2つ入って220円程度で、これは調理済みのものと比べたらかなりお得。ジップロック(267円)と、ハーブチキン風味用のマジックソルト(105円)も買って、いざ家で調理スタート。


できあがり!

 作り方は大胆に省きます(何)! 上の記事を読んで下さい。ホントに記事に書いてある通りに、そして動画の通りにやりました(今回は中華風味)。


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 鶏肉は中まで火を通さないと危ない(と言うかそれでアタったこともある)ので、湯煎で13分程度の加熱、ちゃんと中まで火が通るか心配でしたが、うまくできました。


 そして肝心の味も、コンビニで買うものと引けを取らない。これなら調理の手間を考えたとしても、自分で作った方が圧倒的に高コスパですね。いやー、案外うまくいくモンだなあ。次はハーブチキン風味を作ってみよう。


 ただ、写真を見ておわかりかと思いますが、切り方がすっげえ雑です(笑)。この辺も上達したいね。



 というわけで軽めの記事として、初の料理ネタでした。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

違法だろうが何だろうが、タダにできるものはタダにしたい熟年層に負けた話

 どうも、19日に各量販店でミニファミコンが再入荷するというデマに近い噂を真に受け、早朝から市内店舗を回ったのにありつけなかった藤田です。何か、海外ではオークションで20000ドルの値が付いてるとか。220万円って……。



 さて、先日、後輩がブログを始めたことに言及させていただきました。そしたら後輩、早速そのことを記事にしてくれました。

kei52588.hatenablog.com


 ありがとう後輩。せっかくなので、さらに乗っからせてもらいます(笑)。このままラリーにして自分のブログ書くペースのラビットになってもらおうという姑息な手段。


 著作権がらみの話なんですが、この辺、自分の意見として「現在の著作権法がすべて、創作文化と企業利益を守るために完璧に機能しているわけではない」って考えがあります。まずその前提でしか持論展開できないんですけど、昨日今日で、こんな記事がバズってました。

www.lifehacker.jp


 11月19日22時現在で、818ブクマついてますね。ってか、あのライフハッカーの記事として、さすがにコレはアカンやろ……。

【11/20 16:11追記】
 上記記事のうち、CS2シリーズを無料ソフトとして紹介している一節が削除されたようです。


著作権とライセンス

 Adobe(アドビ)って会社は、昔からパソコンで作品づくりをする方々には御用達のソフトを多数開発しているメーカーです。


 万能写真編集のPhotoshopフォトショップ、日本では印刷業界の実質標準となっているIllustratorイラストレーター)、あの「シン・ゴジラ」の編集にも使われた動画編集のPremiere(プレミア)、WEBサイト制作のDreamweaverドリームウィーバーなど、デザイン、動画、WEBに至るまで、PCでのクリエイティブをほぼすべてカバーしていると言っても過言ではないでしょう。


 パッケージ版は2012年発売の「CS6」バージョンを最後に提供を終了しており、現在は月額使用料を支払うことで各ソフトを使うことができるクラウドサービス・Adobe Creative Cloud(アドビクリエイティブクラウド)として提供されています。


 で、問題の記事は「過去のバージョンであるCS2系のAdobeソフトは無料」という内容です。大量にブコメ付いているようにこれは大いなる誤解で、CS2はアクティベーション(正しくライセンスされた使用者であることを認証すること)が技術的にできなくなったため、CS2のソフトを利用する方(もちろん正規ライセンスを持っている方)だけに対し、アクティベーション不要なダウンロード版を用意した、ということですね。

Adobe® Creative Suite® 2 製品およびAdobe® Acrobat® 7のアクティベーションサーバーに関するお知らせ | アドビ


 実はこの措置が発表されたのはもう4年近く前で、その時にはAdobeちゃんマジツンデレとしてこんなイラストもTwitter上を賑わせました。

matome.naver.jp


ライセンス感覚を伝えることの難しさ

 昨今はフリーミアムの時代で、その弊害か若い人を中心に著作権感覚やライセンス感覚が薄い、あるいは全くない人が増えてきましたが、それは若い人じゃなくても同じです。


 私、公共の場でパソコン関係の講師の仕事をすることがあるんですが、あるとき、受講者の方が自分のパソコンを持参した上で行う講義がありました。


 その場で、出席者の方にパソコンを起動してもらったところ、デスクトップに表示されたアイコンがやたらめったら豪華な方(50代男性)がいました。鉄工所の経営をされており、前述のAdobeソフトはもちろん、数十万円するようなソフトも3〜4本入っていて、ソフト総額で言えば、定価なら間違いなく100万円は超えている状態。思わず声を掛けました。


「鉄工所さん、すごいですねコレ。全部導入されたんですか?」

「お? おう、いいやろ、全部友達に入れてもろたんや」

「お友達が入れてくれたんですか。ソフトの代金もその方に支払われたんですか?」

「代金? なーも? タダでやってもろたで。酒はおごったけど」


 いや、まあそんなコトだろうとは思ったけどもさー……。


 聞いた内容をまとめると、自称「パソコンに詳しい」その友達に頼むと、数日でソフトを用意して、パソコンに入れてくれるらしい。おそらくその友達とやら、いわゆる「クラック版Warez」を落として、この鉄工所の方を犯罪に巻き込んだ(←重要)上に、オゴリでタダ酒カッ食らってたってことですね。


 居たたまれなくなって、「それは泥棒と同じ」「経営者ならお客さんにお金を払ってもらえない感情はあるはず」など、それが犯罪行為であることを必死に伝えたつもりでしたが、しばらくキョトンとされたあとに、笑いながら、

「ようわからんけど泥棒でも何でもいいわ、仕事でちゃんと使えれば(笑)」

と言われ、それ以上追求する気が失せました。


 若い人は「内心理解していながら、どうせ罰せられることはないので、半ばネタ的に著作権を無視する」というイメージが私の中にあります(ニコニコ動画に違法アップロードされた作品が削除されると「消されたあああ」「運営許すまじ」的なコメントが付くなど)。


 しかし、そもそも著作権感覚、ライセンス感覚、「ソフトウェアにはお金が掛かる」という感覚そのものが皆無な熟年層に対して、この意識を根付かせるのはどうしたらいいのか、パソコンを教える立場の人間として、ときどき考えることではあります。


ただねえ(まとめ)

 ただ、最初にも書きましたが、私は「現在の著作権法がすべて、創作文化と企業利益を守るために完璧に機能しているわけではない」と考えています。特にそれが、文化振興の目的ではなく、版権マフィアによって確保された利権を守るために運用される法律になってしまうなら、そこはもう崩していかなきゃならない、という考え方で。


 その為にも、やっぱり正しい著作権自体を広く啓蒙することは大事だと思うのよね。関心が高まれば、版権マフィアがやっていることにも徐々にメスが入っていくと思うから。



 よっし、この記事(タグ込み3511字)は珍しく2時間半で書けたぞ!(笑) 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!