復活パターンをさがしています

30代半ばで盛大に人生に躓いた北陸在住の個人事業主が、人生の復活パターンを求めて彷徨うブログ。

人生流転に一区切りがつく、この8月。

 どうも。今抱えている複数のプロジェクトのうち、少なくとも3つの見通しが付くまではドラクエXIを買わないと決めている藤田です。



 前(5月23日)に書いたmixi日記からのリライト、やはり対象記事を厳選しただけあって、ものすごく評判が良かった(読んだ友人からわざわざ電話がかかってくるほどだった)。

 にもかかわらずPVはまった全く伸びなかったため、何故かを検証したのだが、記事が書けた瞬間すぐに不用意にも公開してしまい、昼過ぎのアップになってしまったことが原因のようだ。「記事を公開する時間帯も大事」ということも学んだ5月末。


 そしてそれから2ヶ月以上もブログも放ったらかしてしまった。メッチャ自信のあった記事が伸びなかったのがショックだったわけではなく、夏場に差し掛かったあたりからブログが書けるほど精神的な余裕がなくなる出来事がいろいろあり、ブログのネタも浮かんでは消え、旬が過ぎ去ってしまう状態が延々と続いていた。

 浮かんで消えたネタとしては、アニメ「けものフレンズ」に珍しくどっぷりハマってしまい各種イベントに行ったこととか、高校生クイズ2017・全国一斉スマホ大会を観戦しに沖縄まで出向いたこととか、その帰りに初めて「飛行機の出発が数時間遅れる」という経験をしたりとか。でもまあ、これらはまだレポートの体で書けそうな雰囲気はあるけども。



 さらに「精神的に余裕がなくな」っていた大きな原因の一つと言えるのが、人生流転が始まってから1年半、その象徴とも言える「実家建物が人の手に渡る」がついに実行されたことだ。


 今は実家建物(以下「旧実家」)には住んでおらず、事務所兼自宅が確保されているので住むこと自体に困ることはないが、それでも35年以上住み続けた旧実家が、自分の意思ではない他人の手によって強制的に徴収・排除される事実は、自分の中に落とし込んでいるとは言え、未だに100%納得できてはいない。


 加えて、旧実家は築70年、田舎特有のかなり大きな家であり、中のモノを整理するには私や妹だけでは足りず、多くの方の手を借りることになった。それでも移動先のキャパシティ的に、数多の思い出の品を処分しなければならないのは、大変ツラいものがある。もちろん亡くなった父や母の品に関しては、心情的にその全てを保存しておきたかったのだが、それも叶わなかった。



 そんなわけで7月中は、仕事の合間に時間を見つけては旧実家に向かい、エアコンもつけられない状況で汗と涙にまみれながら、最後の移動作業をおこない、とりあえず納得できるレベルまで、各種の品物を確保することができた。


 この作業をしている時は「自分は不幸である」という認識に支配されていたけれども、7月上旬に九州北部で発生した豪雨災害のニュースを見て、ある日突然、自然災害に全てを奪われるのに比べたら、法的な形で、こうやって必要なモノを確保しておける猶予があるのは、逆に幸せなのかなとも思ってみたり。


 もちろん、法的な形でこうなるように仕向けた人間たちを許すことはできないけどね。


 と言うわけで、人生流転もこれで大きく一区切り付くので、今後チョイチョイと、今回の人生流転の真相、と言うか、告発、と言うか、当事者の方々に訴えられない範囲で書いていきたいと思います。金融機関の狡猾さから、如何に自分【だけ】が身を守ろうとしてもムダであることをね。お楽しみに。


 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

キスの日らしいので、中学3年の時のファーストキスの話をする。

 私が「ブログ記事が書けない」と悩んでいる原因の一つに、「以前(10年ほど前)は、長文をガンガン量産できていた」という事実がある。


 もう10年以上前だが、前職を辞め、地元に戻ってきて1年チョイの間を独立に向けての充電期間としていた。その間は当然無職で時間があったとは言え、mixi日記に毎日、1500~2000字の長文を、多いときで一日3~4本は書いていたのだ。今では考えられないペースである。

 10年間、毎日何かしら文章を書き続けているのに、何故どんどん下手クソに、そして書けなくなっていったのか。それは別の原因があると自分の中で確定しているが、それを語るのは別の機会に譲る。

 当時アップしたmixi日記を読むと、今よりも文章力があって(比較して今よりもはるかに)面白い記事がたくさんある。考えてみれば、これをリライトしてブログに載せればイチから書く手間も省けるし、ほぼ死蔵している文章に日の目を見せることもできるので、「mixi過去日記からのリライト転載」シリーズを、今後展開していきたいと思います。


 さて、今日5月23日は「キスの日」らしい。魚の鱚(きす)のことかと思ったら、普通にマジ接吻だった。調べてみたが大して面白い由来ではなく、日本中で「キスの日だから」とキスをするカップル数が通常より増えると思うと虫唾が走る。

 そんな36才独身のオッサンである私でもキスの経験くらいはあるわけで、今回はそんな話をお届けする。


私のファーストキスの話


 先日、私は7年間放っておいた虫歯を4ヶ月かけて完治させた。

 昔から歯に異常が見つかる度に行っている馴染みの歯科医院だが、何よりココの先生、ほとんど痛くしないのがいい。その日の治療が少しでも痛くなりそうな場合は、必ず前もって「麻酔しますか?」と訊いてくれる。麻酔の注射も一瞬チクリとするだけなので、麻酔をせずにガマンできない痛みが何分も続くよりはよほど良心的だ。

 治療前の説明もしっかりしており、場合によっては治療方針を複数提示し、患者に選ばせてくれる。子どもの頃から社会人である今に至るまで、この先生にだけは安心して虫歯を任せられる、私にとって本当に信頼できる歯医者さんなのだ。

 ちなみに、先生は男性である。ファーストキスの相手ではない。


 そしてこの前、久しぶりにその歯科医院を訪れたことで、中学3年生の時に経験した甘酸っぱい出来事を思い出した。


 その夜は大学イモを食べていた。しかしその大学イモ、表面にコーティングしてある甘辛いアメの部分が異常に分厚く、まるで趣味の悪いイミテーションの琥珀のように光り輝いていた。口に入れても硬すぎて噛むことができず、イモが出てくるまでアメを舐め溶かさなければならない。数分間、舌の上で巨大な異物を転がす。

 当たり前だが、この大学イモはファーストキスの相手ではない。


 そろそろ良いだろうと奥歯で噛んでみた。バリッというアメの砕ける音が頭の中に響く。同じ味のものが長く口の中にいたせいで味なんか分からなくなっていたが、イモっぽい感触はある。そのまま咀嚼を続けていると、今度はガリッという音が響いた。アメが砕けるにしては音が鈍い。そして、前歯に何かが挟まった感覚。

 前歯を舌で触ってみると、塊になったイモが挟まっていた。舌でモソモソ触っても取れなかったので、思い切って指で取ることに。人差し指を口の中に入れていると、挟まったイモに触れるより早く、前歯に触れた。

 すると、その前歯がその形のまま、イモと一緒に口の中から飛び出してきたのだ。

 数秒間は何が起こったか分からなかったが、次の瞬間、私の口から出てきた言葉は、

「前歯折れたー!!!」

であった。見ると完全に根っこから折れていて、自力では修復できそうにない。そして爆笑する家族に促されて鏡で見てみた自分の顔は、口を開けただけでこれ以上なくマヌケになった。なぜ人間の顔は前歯がないだけでこんなにもマヌケに感じるのだろう。しかも、そうなった原因は「大学イモのアメ」。顔と同じくらいマヌケな原因だった。

 いくら何でもコレは耐えられない。翌日、学校では一切口の中を見せないように注意し、放課後、逃げるようにいつもの歯科医院に向かった。


 受付のお姉さんは美人だった。今でも通うたびに思うのだが、ここの歯科医院は働いている女性が何故かみんな若くてキレイである。先生の趣味で採用しているのだろうか。

 そして残念ながら、この若くてキレイなお姉さん達はファーストキスの相手ではない。


 治療台に通され、約1年ぶりとなる先生にご挨拶。かくかくしかじか事情を説明した後、とりあえず口の中を隅々まで調べてもらう。その結果、たった1年で虫歯が増殖し、折れた箇所だけでなく、右の奥歯にも深刻なダメージが及んでいることがわかった。時は中学3年生。受験を控えるこの時期に余計な心配事は禁物と、全ての虫歯を除去してもらうことにした。


 治療はすぐに始まった。まずは右の奥歯から。いつも通り右の頬の内側あたりに麻酔を注入し、口をゆすいで効いてくるのを待つ。しばらくすると、口に水を含んでも右の口角からドボドボ流れ出してくるまでに感覚がなくなってきた。

 しかし、その日はよほど麻酔の位置がジャストミートしていたのか、口の中の右半分だけは見事に感覚がなくなり、左半分は明瞭に感覚が残っていた。ここまで左右の感覚が違うと、なんだか完全にマヒしている状態とは別の気持ちが悪さがある。


 ん、ちょっと待て。

 左には感覚があるが、右にはない。感覚がある口の中と、感覚がない口の中が今、自分の口の中に同居している。感覚がある方の口で、ない方の口の中に触れることができるんだから、ちょっと待て!これってつまり、き、キ、キっ……!!

 キスと同じ感触なのではッ!!?

 そう認識するや否や、私はこれまでの人生で発揮したことがないほどの集中力で神経を研ぎ澄まし、狂ったように口をムニュムニュさせ始めた。感覚がある方で感覚がない方の粘膜を貪る。不思議な感触だった。嗚呼、キスってこんな感じなんだ。何かよく分からんがイイものなんだな、多分。舌の動かし方を工夫すればもっとイイ感じになるのだろうか。嗚呼、早く受験を終わらせて高校生になりたい。そうすれば。そうすれば……!!


「じゃあ始めようかー」

「ふゴっ!!」


 先生に声をかけられて我に返ると、ぐりんぐりん悶えるように上半身を動かしていたらしく、身体の半分が治療台からズリ落ちていた。そして、勃っていた。


 こうして私のファーストキスは、相手が自分自身という結果で幕を閉じたのである。確かに甘酸っぱい出来事だったが、今にして思えば、あれは麻酔の味だった。


要らん解説

 以上、私のmixi日記から2008年2月15日「キスの感触」のリライトをお届けしました。

 この記事で一番面白いのは、口の中をムニュムニュさせてるときに「受験さえ終って高校生になれば……!」みたいに思ってること。別に高校生になったからってキスできるわけではないのに(笑)。実際できんかったしな……。


 今後も、機会を見つけては当時のmixi日記をリライトしていきたいと思います。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

月に1、2記事しか書かなくても、上位20%のブログにはなれる(ただしラッキーパンチが当たれば)。

 もういい加減ブログが書けない愚痴も飽きてきたが、「書かなきゃ、書かなきゃ」という強迫観念に近い思いは毎日消えず、ムダに神経だけを摩耗し続けている。

 そんな中、いつの間にか当ブログの読者数が2桁に達していた。ありがとうございます! ブログを始めて8ヶ月も経つのに、この記事でたったの28本目という激弱ブログですが、一応続けていきますので、これからも読んでいただけると嬉しいです。


 さて、先日こんな記事を見つけた。


osyobu-osyobu-3889.hatenadiary.jp


 正直「え、そうなん……?」と思った。実は当ブログ、先に述べたような激弱ブログであることを自覚しているが、PV数としては一日、100は確実に越えているのだ。毎日どころか今や月に1、2記事しか書いてないのに、である。

 この記事によれば、「ブロガーの78%は1日50アクセス未満」とのことなので、その倍以上はPVを稼げていると言うことは、私はブロガーの上位20%ぐらいには入っている、ということか。何度も言うが、月に1、2記事しか書けてないのに。


ラッキーパンチはあった

 もちろん、開設当初から毎日100PV以上稼げてたはずはなくて、開設してから3ヶ月間ぐらいは記事を書いた日が20~30PV、書かない日は10PV前後だったと思う。

 様相が変わったのは、去年のクリスマス・イヴに「頭脳王」の解説記事を書いてから。はてなブックマークでバズることはなかったのだが、Twitterなどで広く拡散された結果、この記事だけで1500PV近くまで到達した。

 その後は一日ずつ大体半減していったので、「しばらくしたら元に戻るんだろうな」と思っていたら、150PVぐらいで減少が止まり、その後は現在に至るまで、毎日コンスタントに100PV以上は稼げている。


 これ、要は、思いつきで企画し、高校生クイズの優勝者にも協力してもらって書いた記事が、いわゆる「ラッキーパンチ」的に当たったのだろう。もしこれがなかったら、何を書いても数十PV止まりだったわけで、もうそうだったら、今日までにヤル気を失って閉鎖していたかも知れない。

 あ、ちなみにこの「頭脳王」解説記事、まだ完結してませんが、ちょっと事情があって、続きは当分先になりそうです……。


毎日記事を書く=PV数が伸びるになるワケ

 はてなブックマークでは、頻繁に「ブログのアクセス数を伸ばすワザ」みたいな記事がバズる。私ももちろんだが、やっぱりみんなも、自分の書いたブログを広く読んで欲しいのは当然の心理のようだ。専業アフィリエイターさんは生活に直結する分、より切実だろうし。

 加えて、そういった記事に需要があることを見越してなのか、「PV数報告」の記事もよく見かける。

 中には「ブログ開設から1ヶ月で10万PV突破!」とかいう尋常じゃない数字を叩き出す(と自称している)記事も多いが、それらのブログを読むと、やはり毎日更新することの重要性を訴えている人はすごく多い。

 すごく多い分、おそらくブログのPV数を延ばすのに最も重要な方策が「毎日書く」であることがウソではない、ということは、なんとなくわかる。


 じゃあ、どうして毎日ブログを書くことでPV数を延ばす効果があるのか、って考えると、やっぱり私も体験した「ラッキーパンチ」が繰り出される回数が増えるからじゃないかな、と。

 SEOの細かい話はひとまず置いておくが、毎日記事を何かしら書いてさえいれば、どこかでバズるかも知れない。バズれば読者も増えるし、読者が増えれば、必然的にPVも増える。

 その「かも知れない」バズる可能性を増やし、とにかくPVを稼ぐサイクルを作るのに手っ取り早いのが「何が何でもブログの記事を増やす」ってことなんだろうな、って、最近になって思うわけです。


 そうと分かってれば、とりあえず短くても記事を書くのがブログにとってはいいことなんでしょうけどね。ただ、何も考えずにそれができたら苦労はないわけで……。


 ほーら、そうこう書いてたら2000字越えそうだよ(泣)。相変わらず短い記事が書けないのも困ったモンだ。



 ともあれ、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!