復活パターンをさがしています

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高校生クイズの優勝者に、「頭脳王2016」の全問題を解説してもらったよ!(その3/準々決勝ラストまで)

 どうも、ユークレイル・エイト代表の藤田です。昨日年が明けたと思ったらいつの間にか18日にワープしていて、世間と自分の時間の流れが相対性理論バリにズレていることを実感しています。ああ、適当なことを書いている。

 さて、お待たせしました。放送から1ヶ月経ちましたが、頭脳王の全問題解説3回目です。この調子だと全7回ぐらいになるかな。


uq8.hateblo.jp

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準々決勝・第2ステージから解説(1問飛ばすけど)。

記憶力と、図形認識能力が問われる問題です。
今から、全て異なる20種類の図形を30秒間お見せします。図形を全て記憶して、正しく並べてください。

藤田
「これもおなじみ、図形記憶ですね。そう言えば昔、私がDSの脳トレやってたときに神さんに記憶系種目をやってもらったら、初見なのにパーフェクト出されたことがあって」

神さん
「あったっけ」

藤田
「ありました。なのでこの手の問題は頭の良さうんぬんと言うより、そもそもの脳の強さを感じます」

神さん
「どう違うんですか」


次の電話番号は、どこの国にかけているか答えなさい。
010 998 71 123 ***

神さん
「国番号かー。998だと【ウズベキスタン】だっけ、国番号の中で一番大きいんだよね」

藤田
「あーそうなんだ。アメリカが1で、日本が81ぐらいは分かるけど。でもこの手の一番大きい・小さいは、出場者なら抑えてますよね」


日本の都道府県名に使われている漢数字で、一番小さいのは三重県の「三」ですが、一番大きいのは何でしょう?

藤田
「【京】ですね。これ私、OAされた瞬間に『千葉』でリアルタイム検索掛けたら『千葉だろ、この程度ができて天才とかwww』ってツイートがワンサ出てきてて、一人ほくそ笑んでました」

神さん
「それって『千葉』で検索して優越感を得たい人を釣るための餌なんじゃないの」


物理力と想像力が問われる問題です。
今年、ピッチャーとしても、バッターとしても大活躍の大谷翔平選手。今後どこまで伸びるか、日本の期待は無限大です。そこで夢の対決の問題。
もし仮に、球速が倍のスーパーピッチャー・大谷と、スイングスピードが倍のスーパーバッター・大谷が対決をし、ボールをジャストミートしてホームランを打った時、ボールは何m飛ぶでしょう?

 この問題、おそらく今回の全問題解説の中で最も解説が長くなりそうなので、一旦飛ばして次回、単独記事としてまとめます。とりあえず短く解説できる準々決勝の問題を最後まで見ていきましょう。


頭を柔らかくして考えなさい。
ここに「時間」という漢字があります。この漢字は、日へんに寺、門がまえに日、で出来ています。
ところがここに同じ漢字を入れて成立する熟語があるんです。その熟語は何でしょう?

神さん
「あー【暗闇】か、出てこなかった。くそー悔しい、悔しいよう」

藤田
「いや、でも1.5倍速ですから」

 このとき、時間短縮のために1.5倍速で再生していました。

神さん
「とは言え、門がまえに入る文字って限られてるからなー。それを一生懸命当てはめてくだけだけど、でも悔しい。直前に『時間』を見てしまうことで、余計出にくくなるのかも知れませんね」


次のグラフは、何を表しているか答えなさい。


神さん
「【軍艦島の人口】、いいねえ、なるほどねー」

藤田
「これは単純に知ってたのかな」

神さん
「知識じゃないとすると、なんで確定できたのかはわかんないな」

藤田
「ヒントになるとしたら終息点だよね。1975年にゼロになった、っていうところをフックするんだろうな、きっと」

神さん
「この手の問題が出ることが分かっているなら、1974・75年で急にゼロになることで引っかけられるかもしれないけど、縦軸の単位も出ていない状態で、予習なくこれを引っ張り出せるとしたら凄いですね」


頭を柔らかくして考えなさい。
紙でできた数式があります。このうち、1枚だけ動かして等式を成立させなさい。

神さん
「すげえ紙をめくりそうな香りがするね」

藤田
「私コレ、白い部分が紙だと思って、体をいろいろ傾けながら考えてたんだけど、全然的外れだった」

神さん
「おお、重ねんのか」

藤田
「ただこの問題、『重ねてもいい』のキーとして『数字が紙でできている』ってのは、ちょっと弱い気がするんだけども」

神さん
「確かにね。だからこういう問題の最初には『頭を柔らかくして考えなさい』とついています」

藤田
『頭を柔らかくして考えなさい』は『正解がどう転んでも文句は言わせない』って意図の表示なんですね」

神さん
「とは言え、その場で別解が発見された場合、判定がどうなるのか知りたい」



 ここでカット(ダイジェスト)が入り、ボードに書かれた正解として「スーリヤヴァルマン2世」「ライマンαの森」というワードが映りました。

藤田
「これ、ボードに書いてある正解から問題文を推測できたりしますか?」

神さん
「【スーリヤヴァルマン2世】は、アンコール・ワットを作った王様だね。【ライマンαの森】は、『遠方にある銀河やクェーサーのスペクトル中の中性水素のライマンα遷移によって生じる吸収線の合計』ってwikiには書いてあるけど、『ライマンα』という言葉を使わない問題文に仕上げるのが難しそう」

藤田
「カット前提の問題ってわけでもないだろうし、何かしら映像問題だったのかなー」

 と、この場では話していたんですが、後日、神さんから「『銀河間物質の手掛かりとなる』とか『ある波長の吸収線』といったフレーズを使えば成文化できそうです」と連絡がありました。帰ってもちゃんと考えてくれてた神さんが素敵。


瞬時の解析力で正解の手順を読む「数列パズル」

3つあるブロックの数字を、ブロックごとに別々に素早く足していくという、極度の集中力が試される問題

神さん
「これも毎回おなじみのやつですね。よくここまで同じ番組を毎年作れるよなあ」

藤田
「特に数列パズルにはちょっとした編集マジックがあって、最初に視聴者に提示される配列と、実際にプレイヤーが解いている配列が違います。後者のほうが難易度が低くて、最短5手で済みます」



(その4に続く)